EAのバックテストは簡単!初心者にも分かりやすく解説!

EAのバックテストは簡単!初心者にも分かりやすく解説! EA
EAのバックテストは簡単!初心者にも分かりやすく解説!

 

EAの運用を考えている場合には、

必ずバックテストを行う必要があります。

もし、ご自身でEAを作っていれば、

必然的にバックテストすると思いますが…

 

初めてEAを使用する方にとっては、

「ん?バックテストって何?」

と疑問に思う方もいると思うので

今回は、EA初心者の方に向けて

バックテストのやり方を簡単にまとめました。

 

バックテストの流れ

記事にまとめてみたら意外とステップ数が多く、

目次を見た時点でブラウザバックする方も

いるかもしれませんが…

 

細かく解説しているだけで、作業自体は単純です。

 

慣れてしまえば、そこまで難しくないので

初めは大変だと思いますが、頑張っていきましょう。

 

①バックテスト用のMT4を用意する

バックテストはメモリを圧迫するので

リアル口座のMT4とは分けた方が良いです。

動作が重くなる原因になりますし、

リアルデータとヒストリカルデータの

混合が起こる原因にもなります。

 

証券口座はMT4を提供していれば

どこでも問題は無いのですが…

GEMFOREXは、お亡くなりになったので

とりあえず、XMTradingが無難です。

 

基本的には、バックテストだけなら

デモ口座を申請をすればOKですが…

必要であれば、下記から口座開設をしてください。

XMTradingで口座開設!

 

XMTradingのHPからプラットフォーム(MT4)を

新規にダウンロードすれば、準備OKです。

※この時、既にXMのMT4がPCに入っている場合、
インストールする時にMT4の名前を変更してください。
簡単に、「test」などを末尾に追加するだけで
既存のMT4と別物して認識されます。

 

②MT4の下準備

MT4を開いたら画面左上の「ファイル」から

「データフォルダを開く(D)」をクリックします。

データフォルダ内の「history」を開き、

削除するサーバー名のフォルダを開きます。

※「XMTrading-Demo」みたいな名前です。

 

今回、ヒストリカルデータを入れる

通貨ペアのデータを全て削除してください。

 

次に、MT4に戻り、画面上の「ツール」から

「オプション(O)」を開きます。

オプションウインドウが開いたら「チャート」を選び、

「ヒストリー内の最大バー数」「チャートの最大バー数」

適当に「9」を入力されなくなるまで連打してください。

(最大数は、2147483647です。)

 

MT4から一度ログアウトして、再起動しましょう。

これでMT4の下準備が完了しました。

 

③ヒストリカルデータをダウンロード

バックテスト用のMT4が準備出来たら

ヒストリカルデータをダウンロードしましょう。

 

各社が提供しているデータの中でも

無料、且つ、データ飛びが少ないのが

FXDDのヒストリカルデータです。

FXDDのヒストリカルデータ

 

上記から任意の通貨ペアのファイルを

ダウンロードしてください。

※圧縮データなので、解凍してください。

 

流行りのGOLD(ゴールド・金)の場合は、

AXIORYが提供してくれています。

XAU/USDのヒストリカルデータ

 

④MT4にヒストリカルデータをインポート

それでは、MT4にヒストリカルデータを

インポートしていきましょう。

 

MT4を開いたら画面上の「ツール」をクリック、

「ヒストリーセンター(H)」を開きます。

左側のツリーから追加したい通貨ペアを選び、

「1分足(M1)」を選択してください。

 

右下の「インポート」を押したら

インポートウインドウが出てくるので「参照」を押します。

右下のファイル形式をMetaQuotes filesに変更して

ヒストリカルデータ(.hst)を選択します。

※XAU/USDの場合、Excelファイルになります。

 

自動的にインポートウインドウに戻るので、

「OK」をクリックしてください。

 

インポートが完了したら、右下の「閉じる」を押して

もう一度、MT4を再起動してください。

 

⑤1分足を各時間足に変換

現時点では、1分足のデータしか入ってないので

これを各時間足に変換する必要があります。

 

MT4の画面左上にある「ファイル」を開いて

「オフラインチャート(O)」を選択します。

オフライン・チャートリストウインドウが開いたら

先ほどインポートした通貨ペアの1分足データを選び、

右上の「開く(O)」をクリックしてください。

チャートに1分足のオフラインチャートが表示されます。

 

MT4の画面上にある「表示」を選択して

「ナビゲーター(N)」をクリックします。

ナビゲーターウインドウが開いたら、

下の方までスクロールしてください。

 

「スクリプト」内の「PeriodConverter」

チャートにドラッグ&ドロップします。

(もしくは、ダブルクリックでも可。)

 

設定画面が開いたら、「全般」タブを選び、

「□自動売買を許可する」に✓を入れてください。

次に、「パラメーター」タブを選んで、

生成したい時間足の数字を入れて「OK」を押します。

(例:5分足なら「5」と入力します。)

 

他の時間足の場合も同様の手順を踏んで、

時間足の数字を指定してください。

これは、分単位での入力になります。

(例:4時間足=「240」、日足=「1440」)

 

インポートが完了したらMT4を再起動してください。

 

⑥ストラテジーテスターでバックテスト

MT4の左上にある「表示」をクリックして、

「ストラテジーテスター(R)」を開いてください。

 

画面下にテスターウインドウが出ると思います。

左上の「エキスパートアドバイザー」を選択し、

バックテストを取るEAを選んでください。

 

通貨ペア: バックテストを取る通貨を選択。

※横のプルダウンから時間足を選択します。

M1~Dailyまでを自由に選択出来ます。

 

モデル: 基本的には、全ティックを選択。

※横のプルダウンは、固定スプレッドを選択します。

これは、数字を直接入力しても大丈夫です。

基本は、Points表記になっていると思うので

1.5Pipsであれば、15と入力してください。

 

「期間を指定□」に✓を入れて、

任意の開始日と終了時を指定します。

 

右上の「エキスパート設定」を開く事で、

EAのパラメーターを変更可能です。

「テスト設定」タブでは、初期証拠金と通貨を選択出来ます。

※日本円にするには、「JPY」と入力してください。

 

全ての設定が一通り完了したら、

右下にある「スタート」を押しましょう。

これでバックテストが開始されます。

 

「ビジュアルモード」について

チャートの動き、ローソク足の動きに対して、

どのような挙動になっているのか確認したい場合は、

「ビジュアルモード□」に✓を入れてください。

 

右にあるバーでチャートの進行速度を調整可能です。

また、停止ボタン「||」と再生ボタン「≫」もあります。

 

⑦バックテストデータの確認

バックテストが終わったら、

「ビィッチューン」みたいな音がします。

※この音を言語化するの難しいです…

 

画面下のグラフで資金推移等を確認出来て、

レポートには、結果がまとめられています。

レポートの画面で右クリックして

「レポートの保存(S)」を選べば、

バックテストの結果を保存出来ます。

 

まとめ

今回は、バックテストの方法を紹介しました。

 

いかがだったでしょうか?

 

もし、EAでの運用を考えている場合、

可能な限りバックテストを行う様にしましょう。

バックテストの結果が全てではないですが、

少なくとも過去の成績は参考材料になります。

 

例えば、短期間のバックテストしか提供しない

怪しいEA提供業者などもいますが…

バックテストを公開しないのは、あり得ないです。

 

中には、バックテストを誤魔化して

実際よりも良い結果に見せる方法もあります。

 

バックテストを盲信しすぎた結果、

逆に騙されてしまうパターンもあるので

この辺りも注意が必要です(汗)

 

可能であれば、ご自身でバックテストを行い

提供されたバックテストとの乖離を調べたり、

フォワードテストとの差異を確認しましょう。

 

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